パネル工法とは、建物の構造体となる床・壁・天井を規格化したパネルとして工場で生産し、現場に搬入して組み立てる工法です。パネル生産を工場で行なうため精度が高いことや、現場作業が少なく、工期が短かいといった利点があります。耐震性や耐熱性にも優れ、地震や台風といった災害に強い住まいを作ることができます。
これまで、耐震性が高いと言われてもA社とB社を比較する基準がありませんでした。しかし現在、「住宅性能表示制度」が定められ、その比較も容易になりました。山下住建で使用するパネルは「住宅性能表示制度」における「等級3」。住宅の耐久性において、安心の頑丈さをほこります。
■最強の入れ子(中子)構造
升の中に升を入れたような「入れ子」と同じ構造で、従来の木造住宅では考えられない耐震性を確保。
劣化等級とは材料の劣化の進行を遅らせるためにどの程度の対策が講じられているかを評価して表示するものです。山下住建で使用されるSANパネルは、環境にやさしい防腐剤を提供している兼松日産農林のニッサンクリーンCIを使用。無色・無公害で食塩よりも安全です。
温暖化ガスの排出量を削減していくために、家庭の「暖冷房」量をより少なくすることを目的とし、家の断熱性・気密性・日射遮蔽性などについて「住宅の省エネルギー基準」が定められています。パネル工法の温熱環境性能は等級4を獲得しており、冷暖房代も削減されます。
従来工法
筋かいの場合は、右方向からの力に対し端部が柱から離れてしまう。 | たすきがけの場合は、上下の揺れの場合に単部が柱から離れてしまう。 |
●パネル工法
パネルは工場生産のため、現場での工期が約1/2に短縮され職人の手間賃などのコストダウンが図れます。また、現場での断熱施工も少ないため、端材やゴミなどの産廃費用も抑えることができます。 ←壁パネルが面で力をバランスよく分散させ変形しにくい。 |
天井・壁・床に高性能の断熱材を使用。ガラスもAGCサンバランスで優れた保温性。
地震はもちろん、余震や強風さらに交通振動での揺れも低減。
1階外周部パネルの枠材・間柱・合板は防腐・防蟻処理済のEX材・AQ認定品を使用。